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Profile
アウトドアライター。さまざまなアウトドア系雑誌で活躍中。海のそばで牧羊犬と暮らし、アウトドアと野宿の旅をこよなく愛する。主な著作に『実戦主義道具学』(ワールドフォトプレス)、『山岳装備大全』(山と渓谷社)などがある。
抜群の耐久性と信頼性で、あらゆる登山者の要求に応える。
軽さと強さ。その相反するファクターをなによりも求められるのが登山道具だ。
登山の世界では「軽さは正義」であり、登山者たちは装備の重量を削るためならどんな努力も惜しまない。普通の人には信じられないかもしれないが、長期縦走登山や高所登山に向かう遠征隊は、歯ブラシの柄を削っり、ウエアのタグを切り取ったり果ては軽量化のために髪の毛を切るなど、常人では思いつかないようなことまでする。
僕らのような一般人でもその気持ちは同じで、給料の多くを注ぎ込んで軽い道具を買い求める。いまや向こう側が透けて見えるほど薄いテントやカーボン製のトレッキングポ—ル、チタンで作られた食器など「ウルトラライト」を謳った製品は登山道具の花形なのだ。
では、軽ければいいのか?
もちろん答えは「否」だ。
登山ほど道具のタフさや強靱さが求められる世界も少ない。なぜならそれは自分自身の生命と安全に直接関わってくることだからだ。
だから僕はどんなに軽くて、魅力的に見える道具でも、タフでなければ使わない。登山中は道具に気を使ったり大事に扱っている余裕はない。雨に打たれ、風に煽られ、岩肌に打ちつけられてもビクともしない道具しか山には連れて行かない。
シチズン・プロマスタ—は、そんな条件を満たしたガチのアウトドアウオッチだ。ワールドタイム電波時計という超精密でハイテクな機器でありながら、それを納めるケースには軽量で堅牢なスーパーチタニウムを採用し、手荒な扱いにも対応する。スーパーチタニウムというのは、ステンレスの5倍以上の硬さを持つチタンにシチズン独自の表面硬化技術「デュラテクト」を施した技術。50年に渡って磨き続けてきた、傷に強く、錆などの腐食を寄せ付けない加工技術だ。
さらに万一の落下の際には衝撃検知機能がはたらき、衝撃を受けたときに指針を保護。針のズレを防ぎ、正常に時を刻んでくれるのだ。
かつての腕時計は精密機械の代表であり、繊細で気を使うモノだった。しかしプロマスターはバックパックや登山靴と同じように、ガンガン酷使することができる。
その存在を気にすることなく眼前の動きに集中し、安全に登山が続けられること。それは優れた山岳道具の共通のポイントである。プロマスターはその条件を満たしている。
ハードなウォータースポーツから、海水浴まで、どんな水辺でも安心。
僕の職業は“アウトドアライター”だが、その守備範囲はとても広く、曖昧だ。取材工リアは海抜0mから6000mまで多岐に渡り、丹沢からヒマラヤまで世界中どこへでも行く。アクティビティも登山だけでなく、モンゴルの草原を馬で旅したり、アラスカの氷河をスノーボードで滑降したり、南海の無人島ヘシ—カヤックで渡ったり……と、ひとつのジャンルにはとてもくくれない。
またひとつの取材(旅)の中で海や山や川が次々と現れることも珍しくなく、実際、今日も登山取材で火照った身体を冷そうと下山と同時に湖に飛び込んでしまった。
こんな時には腕時計の防水性がとても重要になってくる。プロマスターは20気圧の防水仕様。「20気圧防水」というのは潜水用のダイバーズウオッチを除けば最も強力な部類に入る。ケースの裏蓋だけでなく、りゅうずやボタン類の全てに防水パッキンが備わっていて、これによって雨や流水はもちろん、カヌ—などの水上スポーツや水泳にも安心して使えるようになっているのだ。
さらに嬉しいのが海への対応力だ。
じつは僕は海辺に住んでいてシーカヤックやSUPを漕いだり、シュノーケリングをするのが日常になっている。だから海水を浴びても腐食しないチタン製ケースはとてもありがたい。ダイバーの多くはステンレスを好む傾向があるが、山でも同じ時計を使いたい僕には重いステンレスより軽いチタンがいい。
またコイツにはダイバーズウォッチにはない長所がある。それがコンパクトでスリムなデザインだ。このモデルは直径42.2mmで厚みは10.6mm。だから装着したときの違和感や圧迫感が少ないのだ。
僕はアウトドアウオッチにとって「装着感を感じさせないこと」はとても重要だと思っている。とくにカヌーやカヤックのように、心臓より高い位置に手を上げてひたすらパドリング動作を繰り返すような場合、大きく重い腕時計は装着しているだけで身体的な負担になる。またパドル操作にはスカーリングやブレスなど、手首を逆に返して操作する動作も多い。そんなときにジャマにならないスリムなデザインはとても調子がいいのだ。
ちなみに細かいところではガラスに無反射コーティングが施されていて、ギラギラした海面や日光の下でも見やすいところが気に入っている。大空の下で活動する僕にとってはこれも嬉しいスペックのひとつだ。
スーツにもアウトドアウェアにもフィットするデザイン。
こういうことを言うのもなんだが、僕は「山ヤ」とか「沢ヤ」とか「海人」という肩書きで他者を(あるいは自分自身を)ラベリングしたがる人がとても苦手だ。
僕自身が確固たる世界を構築しきれていないコンプレックスなのかもしれないが、アウトドアの遊びというのはもっと緩やかで、全地球的で、垣根を越えたものだと思っている。近年ダイバーシティ(多様性)という言葉が注目を集めているが、アウトドアの世界はまさにそれ。あまり専門化しないで、山も川も海も分け隔てなく楽しむのがいいんじゃないかと思うのである。
だから僕はエリアやアクティビティにこだわらず、焚き火のためだけに(あるいは料理のためだけに)行くキャンプもいいと思う。いや、むしろそういう無目的キャンプが大好きで、時間を見つけては無人の森でソロキャンプを楽しんでいる。
こんな時は装備も最低限で、小さなタープとブランケット、焚き火台とハンドアックスぐらいしか持たない。ウェアも普段着のままで、Tシャツの上に、火の粉を浴びても穴の空かないコットンジャケットを羽織るぐらいだ。もちろん腕時計も普段のまま。プロマスターをそのまましていく。
プロマスターの隠れた魅力は実はここにある。山、川、海という垣根だけでなく、街とアウトドアの垣根も飛び越えてしまう。シンプルなアナログウオッチだからこそ、街でも使いやすい。そしてふだんの暮らしにスッと溶け込む。ジーンズにも合う。スーツにも合う。人前に出てもおかしくない。
僕は街でスーツを着たり、大きな会議室でプレゼンテ—ションをすることもない。だから腕時計がスーツに合うかどうかを偉そうに語る立場にはないが、プロマスターは街で見てもかなりハンサムな部類なんじゃないかと密かに思っているのだ。
シンプルでクリーンなデザイン、視認性の高い文字盤、精惇なブラックボディは、コンクリートジャングルではとても野性的に見える。世の中にはもっとラギットで押し出しの強いモデルも、もっとテクニカルで多機能な時計もあるが、僕は興味がない。必要な機能をシンプルなデザインに落とし込んだモノにこそ究極的な美しさが宿ると思う。
山でも海でもそして街でも。
どんな状況でも頼りになる相棒。
それがプロマスターだと思っている。
【第4弾】PROMASTER×mont-bellコラボレーションモデル
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