お使いのブラウザ(Internet Explorer)ではコンテンツが正常に表示されない可能性があります。
Microsoft Edgeのご使用をおすすめいたします。
いにしえから人々を魅了する、日本一の頂へ
標高3,776mの日本最高峰。秀麗なその姿は、日本人にとって特別な存在です。景観はもちろん、独特の植生や古くからの文化など、その魅力は多岐に渡り、2013年には世界文化遺産に登録されました。天候に恵まれると、富士裾野の雄大な眺望やご来光、雲海など、日常とはかけ離れた壮大な自然美を体験することができます。
ポイントと注意点
登山シーズン
一般的な登山シーズンは、7月上旬から9月上旬までです。前述のシーズン以外は、積雪などの厳しい気候条件に加え、山小屋やトイレ、救護所が利用できないなど条件が非常に悪くなるため、初心者にはおすすめできません。 登山口は4つあり、ルートによって開通・閉鎖時期や通行に関するルールが異なります。時期によりマイカー規制にも注意が必要です。登山道やアクセス、混雑状況や入山規制に関する最新情報は下記のウェブサイトをご確認の上、お出かけください。
富士登山オフィシャルサイト
富士山の気温
富士山は標高差が大きいため、気温や体感温度が大きく変化します。標高が100m上がるごとに気温は0.6℃下がると言われているため、麓では30℃だったとしても、山頂では真冬並みの気温となります。日の出前の時間帯には気温は0度近くまで下がり、ご来光を待つ時間が長くなると低体温症になる危険もあります。また、同じ気温でも風が吹くと体感温度はさらに下がります。
逆に登り始めは標高があまり高くなく、コース上に遮るものが少ないため直射日光にさらされ、汗ばむ暑さになることも。そのため熱中症にも注意が必要です。行動中こまめに衣服を着脱できるよう装備を工夫しましょう。
高山病は標高が高い場所に上がった際、酸素の薄さに体が慣れていないことによって起こり、頭痛やめまい、吐き気などの症状が出ます。登山口ですでに標高が高く、山頂までの高度差が大きい富士山では、特に発生のリスクが高いので万全の対策が必要です。予防方法は、ゆっくり登り体を高所に順応させていくこと。登頂前に山小屋で1泊するなど、余裕を持ったスケジュールを立てましょう。五合目の登山口でも、いきなり登り始めずに2時間程度過ごすことで、体が高所に慣れてきます。登山中に発症してしまった際は、標高を下げることで回復することが多いので、無理せず下山しましょう。
夏の富士山登山におすすめの装備
登山ウエア選びの基本
レイヤリングで快適に
ウエアの構成を「アウターレイヤー」「ミドルレイヤー」「ベースレイヤー」の3層に分けて、天候や運動量に応じて脱ぎ着することで温度調節を行い、トータルでウエアの性能を発揮させることをレイヤリングといいます。標高差が大きく温度変化が激しい富士山の登山では、適切なレイヤリングでウエア内を快適に保ちましょう。
アウターレイヤー
主に防水・防風を目的としたウエアで、雨・風などから体を守ります。防水性や透湿性に優れた素材のアイテムを選びましょう。
ミドルレイヤー
主に保温性の調節を行うためのウエアです。気象条件や運動量によってこまめに着脱するようにしましょう。
ベースレイヤー
素肌に着用するウェアで、汗を素早く吸水拡散することで汗冷えを防ぎ、肌を快適な状態に保つ役割があります。速乾性に優れた素材がおすすめです。
基本の装備
アウターレイヤー(レインウエア)
天候が目まぐるしく変わることもある富士山。雨の中でも安全・快適に行動するため、濡れを防ぎながら汗による蒸れを逃がす防水透湿性を備えたレインウエアが必要です。悪天候時には暴風雨の中での登山となることもあるので、コートやポンチョタイプではなくジャケットとパンツに分かれているセパレートタイプのものを選びます。雨天時以外でも標高の高い場所や夜間の行動中の防寒・防風に役立ちます。
ミドルレイヤー(中間着/行動着)
保温性を確保し、体温低下による運動機能の低下を防ぎます。体感温度の変化に応じて脱ぎ着し、快適な状態を保ちましょう。富士山は標高が高く紫外線が強いため長袖のウエアがおすすめです。
ベースレイヤー(アンダーウエア/Tシャツ)
吸水速乾性に優れた素材のアンダーウエアやTシャツは濡れてもすぐに乾き、汗冷えを防ぎます。防臭効果のあるものを選べば長時間の着用でも臭いづらく快適です。
パンツ/ショーツ/タイツ
速乾性はもちろん、足上げしやすいストレッチ性のあるものを。ストレッチ素材のパンツは脚の屈伸運動を妨げないので、長時間の行程でもストレスなく歩行できます。ショーツとタイツの組み合わせも動きやすくおすすめです。
防寒着
日の出前の山頂付近は夏でも0℃以下になることも。夜間や寒い時間帯の行動着として、ダウンや化繊綿のジャケット、フリースなど防寒着を用意しておきましょう。レインウエアの中に着ると効果的に防寒できます。
バックパック
軽量で、体にぴったりとフィットするものを選びましょう。容量は25Lから30L程度が目安となります。雨天時に荷物を濡れから守るため、パックカバーも準備しましょう(一部バックパックにはパックカバーが付属しています)。防水性のあるバックパックもおすすめです。
フットウエア
ソールや足首まわりがしっかりしたモデルを選ぶことで、不安定な足場での怪我のリスクを軽減します。濡れや蒸れを防ぐため防水透湿性を持つ商品を選びましょう。ソックスはクッション性と適度な保温性を備えた厚手のものが適しています。また富士山には砂の多さが特徴的なコースがあります。ゲーター付きの登山靴やスパッツを付けることで靴に砂や小石が入り込まず快適です。
その他の基本装備
快適性・安全性を高めるアイテム
トレッキングポール
特に下山時にバランスを取りやすくし、膝への負担を軽減します。
サプリメント/行動食
行動中の疲労の予防・回復やエネルギー補給におすすめです。
エマージェンシーバッグ
ばんそうこうや常備薬などの応急処置セットを携行する際は、防水性のあるポーチがおすすめ。
「もしも」に備えるヘルメット
富士山には露出した大きな岩石が多く、遮るものが何もないことから落石事故がたびたび発生しています。長時間の登山による疲労などで転倒する可能性もあります。ヘルメットを着用することで、落石や転倒などのリスクを軽減することができます。また、富士山は活火山のため、突然噴火が起こる可能性もゼロではなく、万が一の場合の備えにもなります。
ご来光待ちの必須装備
山頂付近でご来光を観る場合、最も寒い時間帯にじっと動かずに待つ必要があり、万全の防寒対策が必須です。
子ども用のアイテム
子どもは汗をかきやすい上に、体が小さいことで環境の変化に弱く、体の熱を逃しやすくなっています。大人だけでなく、子どもたちの安全も考え、最適な装備で富士山に挑戦しましょう。
子ども用ウエア
子ども用ギア
関連情報
ツアー情報・アウトドア保険
ガイドが案内する富士山登頂ツアー
富士山に登頂するために、山を知り尽くしたガイドのツアーを利用することもおすすめです。M.O.C.では初めての富士登山でも歩き方や休憩の取り方などを丁寧にレクチャーしますので、無理なく安心して登頂を目指すことができます。
<大阪・京都発着>バスで行くゆっくり登る富士登山「吉田口ルート」3days
須走口から登る 富士山登頂2days
<大阪・京都発着>バスで行くゆっくり登る富士登山「富士宮ルート」3days
安心と一緒に出かけよう、モンベルのアウトドア保険
保険も登山“装備”のひとつです。安心して登山を楽しむために、行動中の予期せぬ“もしも”に備えて傷害保険に加入しましょう。モンベルのアウトドア保険は、事故によるケガの補償をはじめ、捜索救助費用や他人をケガさせてしまった場合の賠償事故など、さまざまなトラブルに対応します。
出発当日のお申し込みでもOK! 予定に合わせて加入できる
短期補償タイプ(国内旅行傷害保険)について
日常生活からアウトドアまで年間を通じてサポート
長期補償タイプ(傷害総合保険)について
富士登山に役立つ情報
富士山周辺には、モンベルのアウトドア商品がそろうモンベルストアや、モンベルクラブ会員さまが優待を受けることができるフレンドエリア・フレンドショップがあります。登山前のお買い物や、下山後の観光などに、ぜひお立ち寄りください。
富士山周辺のモンベルストア
モンベル富士吉田店(ハーベステラス富士吉田店併設)
富士山麓の道の駅「富士吉田」に併設するモンベルストアで、富士山への行き帰りでも立ち寄りやすい立地です。店内には、登山はもちろんのこと、自転車やカヤックなどアウトドア・アクティビティに必要なウェア&ギアを豊富に取り揃えています。富士吉田店限定Tシャツ・タンブラーも販売中です。
また、作りたてのクラフトビールと地元食材を活かした料理を楽しめるビアレストラン&カフェ「ハーベステラス富士吉田店」も併設。
登山装備の買い足しや、下山後の観光・お食事など、ぜひお立ち寄りください。
店舗情報はこちら
モンベル新静岡店
静岡市中心部最大の商業施設「新静岡セノバ」4階に位置するモンベルストアです。静岡県のアウトドア情報発信基地として、約185坪の広い店内には各種アウトドア用品を豊富に取りそろえています。富士山と駿河湾をモチーフとした地域限定Tシャツも販売中です。
店舗情報はこちら
フレンドショップの宿泊施設(山小屋)
モンベルクラブ会員さまがプレゼントや割引などの優待を受けることができるフレンドショップ。富士登山の途中にも、山小屋などのフレンドショップがあります。一部の山小屋はモンベルの宿泊予約ページからご予約いただけます。
富士山みはらし
富士山5合目にあり、山頂を目指す登山者の休憩・宿泊処として、憩いの場を提供し多くの方に親しまれています。オリジナルのモンベル商品も販売しています。
富士山五合目佐藤小屋
吉田ルート5合目にあり、富士山の山小屋で唯一通年営業を行っています。お食事と景色が自慢の山小屋です。
鎌岩館
山梨県側登山道(吉田口・河口湖口)標高2,790mに位置する、アットホームな雰囲気の山小屋です。
東洋館
吉田口登山道の標高約3,000mにある山小屋です。上り登山道の中間地点に位置し、高所の気圧調整に適しています。
太子館
吉田口登山道の標高3100mにある山小屋です。山頂までの中間地点に位置し、高山病リスクと小屋出発後の行程のバランスが取れた、登頂に最適なロケーションです。
富士山富士宮口新七合目御来光山荘
富士宮浅間大社を基点に始まる富士山表富士宮口登山道にある山室です。
富士山周辺のフレンドエリア・フレンドショップ
フレンドタウン 富士吉田市
世界遺産 富士山の麓 歴史と文化のまち「富士吉田」
世界遺産・富士山の構成資産である北口本宮冨士浅間神社を起点に、吉田口登山道の歴史や文化、自然に触れながらの富士登山が楽しめます。周辺の山々からは、雄大な富士の眺望と自然を堪能できます。
名物と見どころ
北口本宮冨士浅間神社
富士の噴火を鎮めるために建立されたといわれる由緒ある神社。富士登山、吉田口登山道のスタート地点。
吉田のうどん
硬くてコシが非常に強い麺と、辛味が特徴。農林水産省選定「農山漁村の郷土料理百選」のひとつ。市内には50軒以上のうどん店がある。
富士山レーダードーム館
台風観測に欠かせない存在であった富士山レーダーを富士山頂より移設し、体験学習などを行っている。
フレンドタウン 富士河口湖町
富士の絶景といえばここ! 観光と大自然のまち
世界遺産富士山の北麓に位置し、河口湖をはじめとする4つの湖や青木ヶ原樹海、御坂山系に囲まれ、それらの自然を生かしたさまざまなアクティビティが楽しめます。遊ぶもよし、観光もよし、ゆっくり過ごすのもよしで満足すること間違いなしのエリアです。
名物と見どころ
富士河口湖温泉郷
河口湖畔の東側を中心に温泉を楽しめる個性豊かなホテル・旅館が立ち並ぶ。自然美と温泉、観光スポットなどが一体となって、訪れた方を魅了する温泉地です。
青木ヶ原樹海ネイチャーガイドツアー
富士山噴火から青木ヶ原樹海の成り立ちなどポイント毎にプロのネイチャーガイドが解説します。
もみじ回廊
毎年11月~12月が見頃となる河口湖の紅葉で特に人気なのがもみじ回廊。川沿いに植えられたもみじに囲まれた空間を楽しめます。
フレンドタウン 身延町(みのぶちょう)
癒しのまち身延。富士川流域の豊富な水資源と歴史・文化をまるごと体感
山梨県の南部に位置する身延町は、日本三大急流の一つである富士川が中央を流れ、東西には急峻な山岳地帯が連なっています。町の北部には「西嶋和紙の里」や「みのぶ自然の里」、南部には日蓮宗の総本山である身延山久遠寺、東部には下部温泉郷や本栖湖など見どころが多く、自然・文化・歴史を一度に楽しめるエリアです。
名物と見どころ
みのぶ自然の里
2018年にリニューアルオープンした体験型宿泊施設。アウトドアクッキングや農業体験をはじめとした体験メニューなどが楽しめる。
西嶋和紙
武田信玄公にも重用されて以来400年余り、改良を加え作り続けられている特産和紙。墨色の発色やにじみ具合が良く、全国の書家から愛用されるほか、インテリアにも利用されている。
下部(しもべ)温泉
湯治場として1200年以上の歴史をもち、古くから傷や病を癒してきた約30℃の低温源泉と、美人の湯とも呼ばれる高温源泉の2つの源泉がある。戦国時代には武田信玄公が合戦で受けた傷を癒したとされている。
富士山をご自宅で!?
今年は富士登山に行けないという方は、富士山に思いをはせつつ、こだわりの品を味わってみるのはいかがでしょうか?
全国のフレンドエリア・フレンドショップから、えりすぐりの産品を集めた「モンベル・フレンドマーケット」。ラインアップの中から富士山にちなんだ商品をご紹介します。
アトリエやしろ「ウッドアート 箱根富士」
色々な種類の木をパズルのように組み合わせて、箱根の芦ノ湖から見た富士山を描いたウッドアートです。
シフォン富士「ふじフォン」
富士山の形をしたシフォンケーキです。
富士錦「海と空」
駿河湾の海底で貯蔵熟成させたお酒と、富士山で貯蔵熟成させたお酒をセットにした日本で唯一のユニークな商品です。
ナガエ堂「タンブラー 泡雲」
雲海に浮かぶ富士山の眺めが楽しめる錫製のタンブラーです。
© mont-bell Co.,Ltd. All Rights Reserved.