お使いのブラウザ(Internet Explorer)ではコンテンツが正常に表示されない可能性があります。
Microsoft Edgeのご使用をおすすめいたします。


ホーム>登山装備ガイド 泊まり登山編

登山装備ガイド 泊まり登山編

2024/5/9

日帰り登山に慣れてきたら、泊まりがけの登山に挑戦してみてはいかがでしょうか。絶景を前に、自分だけのプライベート空間を持てるのがテント泊登山。衣食住のすべてを背負うことになり荷物の重量が増えるので、しっかりと体力をつけて臨みましょう。食事や就寝場所を提供してもらえる山小屋泊なら、テント泊に比べ装備も少なく初めての山泊でも安心です。テント泊・山小屋泊登山を快適に楽しむための注意点と装備を紹介します。

初めて登山に挑戦する人や、日帰り登山の装備を確認したい方に向けた、登山装備ガイド ―基本編―はこちらから。


泊まり登山の装備例

ウエア


吸水速乾性に優れた動きやすいウエアを選びましょう。高山では朝晩は冷え込むため防寒着も用意します。アウター・ミドル・ベースの3層で構成するレイヤリングに基づいてウエアを選びましょう。
レイヤリングシステムについてはこちら

バックパック


山小屋泊登山・テント泊登山では日帰りに比べて宿泊の装備が増えます。泊数にもよりますが、山小屋泊では30~45L程度、テント泊の場合は、テントや寝袋、マットや調理器具、食料が必要になるので50~60L程度の大型のバックパックの容量がおすすめです。

フットウエア


荷物が重くなるので、登山靴はソールが硬く、足首を保護してくれるハイカットのものがおすすめです。

【 POINT 】レインウエアは必須アイテム
山の天気は変わりやすいもの。晴れていてもレインウエアは上下セットで必ず持参しましょう。雨で身体を濡らしてしまうと低体温症に陥る危険があります。
特集レインウエアガイドはこちら


注意点とマナー

テント泊の注意点とマナー

テント泊ができるキャンプ指定地は山小屋の近くにあることが多いものの、場所によっては小屋から遠い、水場がない、予約が必要などと条件が異なります。事前に利用条件の確認を。

15時頃までには到着…ハイシーズンはテント場も混み合います。早めの到着を心がけ、テントを張るスペースを確保しましょう。
出たゴミは持ち帰る…食材の包装紙など、ゴミになるものは始めから持っていかないようにするなどの工夫を。
早めの就寝…周りのテントに配慮し、遅くまで大声で騒がないようにしましょう。

山小屋泊の注意点とマナー

山小屋は、管理人が常駐し各種サービスが受けられる「営業小屋」と、管理人不在の「避難小屋」に分けられます。ここでは主に「営業小屋」についてご紹介します。
営業期間や規模、立地や設備など山小屋によって内容は異なります。山小屋を利用する際には事前確認を忘れずに。

事前予約…収容人数には限りがあります。
自然環境に配慮…歯磨き粉や石鹸が使えない場合が多いです。山小屋のルールに従いましょう。
早立ち・早着き…遅くとも15時までには山小屋に着くようにゆとりを持った行動計画を。予定が遅れたり変更になったら必ず山小屋に連絡します。
早めの就寝・準備…翌日に備えて早めに就寝しましょう。パッキングなども、前日のうちにあらかた済ませておき、翌朝速やかにに出発できるようにしておきましょう。
快眠グッズを持参…大勢の人が同じ部屋で寝るところがほとんどです。物音が気になる人は耳栓・アイマスクなどを用意しておくと安心です。
インナーシーツ…山小屋によってはインナーシーツが必要となる場合があるので、事前に確認を。
山小屋泊で役立つアイテムはこちら。

泊まり登山のおすすめウエア

アウターレイヤー

雨や風、寒さから身体を守ります。防水透湿性や保温性、軽量性など、用途に応じた機能で選びましょう。

ミドルレイヤー

空気の層を作り、保温性を確保します。気温や体感温度に合わせて組み合わせ、快適な状態を保ちましょう。

ベースレイヤー

汗を素早く吸水拡散し、汗冷えを防ぎます。気温や運動量を考慮して最適なものを選びます。


防寒着

高山の朝夕は冷え込みます。泊まり登山では防寒着は必須です。気温や標高に応じた保温力をもつウエアを用意しましょう。

その他の基本ウエア

パンツ・ショーツ・タイツ/ソックス

トレッキングパンツ・ショーツ

一覧へ

スカート(登山用)

一覧へ

トレッキングタイツ

一覧へ

ソックス(登山用)

一覧へ

紫外線・日焼け対策

強い紫外線を浴びる登山では、帽子・サングラスを着用しましょう。日差しを遮るものがない稜線では特に注意が必要です。グローブは手を日焼けやケガから守ります。

帽子(登山用)

一覧へ

トレッキングサングラス

一覧へ

トレッキンググローブ

一覧へ

アームカバー/アームウォーマー

一覧へ

泊まり登山のおすすめギア

バックパック

テント泊登山向け

衣食住すべてを背負って山を歩くテント泊登山では、泊数や装備の量にもよりますが、50~60L程度の大型のバックパックを用意しましょう。

山小屋泊登山向け

山小屋泊登山では、中型以上30~45L程度の容量がおすすめ。

フットウエア

重い荷物を背負い長距離を歩く登山では、ソールが硬く、足首をしっかりと保護するハイカットブーツがおすすめです。岩稜帯などでも安定した歩行をサポートしてくれます。残雪のあるコースでは、滑り止めの軽アイゼンを着用しましょう。

フットウエア(テント泊登山向き)

フットウエア(山小屋泊登山向き)

軽アイゼン(テント泊・山小屋泊 共通)


テント泊の追加装備
テント

軽量コンパクトなだけでなく、耐久性や設営の仕方など、快適に使用するための要素を兼ね備えた山岳用テントがおすすめ。

寝袋/マット

登山の疲れを取り、翌日も元気に行動するには、十分な睡眠が必要です。現地の気温に適した保温力を持つ寝袋と、地面からの冷えや凹凸を軽減するマットは必須装備です。 スリーピングバッグカバーを併用することで、テント内に発生した結露などから寝袋本体を守るとともに、保温力を高めることもできます。

スリーピングバッグ/カバー

マット/ピロー

山ご飯/バーナー/クックウエア

テント泊では自炊が基本。軽量コンパクトな調理器具を活用し、日数に応じた食料や行動食を用意します。乾燥食材など軽量で日持ちするものが便利。野菜はあらかじめ出発前に切っておけば、時間の節約ができます。


テント泊で約立つ+1アイテム


山小屋泊の追加装備
インナーシーツ/ウエットティッシュ・手ぬぐい

衛生面でインナーシーツが有効です。山小屋によっては持参が必須の場合もあるので、事前に確認をしましょう。入浴できる山小屋は限られるため、汗や汚れをふき取るにはウェットティッシュや濡らした手ぬぐいなどを使いましょう。


テント泊・山小屋泊登山 共通装備


緊急時のために持っていきたい装備(テント泊・山小屋泊 共通)

緊急時に役立つアイテムや携帯トイレなど、バックパックに入れておくと安心です。

山でのもしもに備える、クマ対策アイテム


山でクマと出合わないためや、出合ってしまった「もしも」に備えるためのおすすめ商品をシーン別にご紹介します。

無雪期登山を想定した装備リストです。対象とする山域、時期、天候により、適した装備が異なる場合があります。現地に問い合わせるなど入山前の下調べをおすすめします。

テント泊で行く フレンドエリアおすすめの山

全国のモンベル・フレンドエリアからテント泊・山小屋泊で登るおすすめの山をご紹介します。
モンベルクラブ会員さまなら、全国のフレンドエリア・ショップでお得な優待特典が受けられます!

全国のフレンドエリア&ショップについて
うれしい&おトクがいっぱい! モンベルクラブ

旭岳2,291m(北海道)

大雪山の主峰であり北海道最高峰の旭岳。ロープウェイで5合目(1,600m)まで登ることができるので、初心者から上級者まで様々なコースを楽しむことができます。旭岳山頂から下ったところにある「裏旭野営地」では快適にテント泊することができます。
「フレンドエリア 大雪山ひがしかわ」の優待施設はこちら

至仏山 2,228m(群馬県)

尾瀬ヶ原の西端に位置する至仏山は尾瀬を代表する山で、山頂付近からは尾瀬ヶ原を見渡せます。7月中旬ころにはニッコウキスゲをはじめ魅力あるさまざまな種類の高山植物が咲き乱れる自然の宝庫です。至仏山へは「山ノ鼻キャンプ場」が便利です。
「フレンドヴィレッジ 片品村」の優待施設はこちら

立山 3,015m(富山県)

立山とは、雄山、大汝山、富士ノ折立の3つの峰の総称です。立山の登山は、標高2,450mの室堂まで立山黒部アルペンルートを使って行くことができるので、手軽に3,000m峰に挑戦することができます。「雷鳥沢キャンプ場」はロケーションも良く、周辺の宿で日帰り入浴をすることもできます。
「フレンドタウン 立山町」の優待施設はこちら

山小屋泊で行く フレンドエリアおすすめの山

鳥海山 2,236m(秋田・山形県)

夏山シーズンの鳥海山は、まさに高山植物の宝庫。吹浦口コースでは河原宿から長坂道経由で御浜へ向かうルートが、鳥海湖や日本海などの眺望も良くおすすめ。
「フレンドマウンテン 鳥海山」の優待施設はこちら
鳥海山四合目雲上の宿 大平山荘の宿泊予約はこちら

蝶ヶ岳 2,677m(長野県)

なだらかな山容をもつ蝶ヶ岳。稜線からは槍・穂高連峰を存分に望める絶好の展望台。蝶槍まで足を延ばせば、常念山脈を望むパノラマが存分に味わえます。
「フレンドタウン 安曇野市」の優待施設はこちら
蝶ヶ岳ヒュッテの宿泊予約はこちら

火打山 2,462m(新潟県)

日本百名山として名高い「火打山」は、花の百名山でもあり、可憐な花々が顔をのぞかせます。歩き続けた先にあるのは幻想的な湿原の風景。標高2,100mにある高谷池ヒュッテに泊まって、ゆっくりと大自然を楽しんでみてはいかがでしょうか。
「フレンドタウン 妙高市」の優待施設はこちら
高谷池ヒュッテの宿泊予約はこちら

モンベル・フレンドショップの山小屋(一部)では、モンベル・ウエブサイトで簡単に予約から決済までができます。
モンベルクラブ会員さまなら、会員特典を受けられるだけでなく、宿泊代金(税抜き)の3%分のモンベルポイントもたまります。(ウェブサイトからの予約に限る)
予約はこちら>>>

安全に登山を楽しむために

山の天気をつかむ

ふもとは晴れていても山頂は雨ということもしばしばあります。一般的な天気予報だけでなく、山の気象情報がわかるウェブサイトなどを確認し、ゆとりある計画を立てましょう。

yamaten 山の天気予報
全国330座の山頂天気予報を毎日配信している山岳気象専門サイト。月額330円(税込)でご利用いただけます。
モンベルクラブ会員さまには、課金登録の初回に150ポイントをプレゼント!

安全登山のハウツーを学ぶイベント

モンベル・アウトドア・チャレンジ(M.O.C.)では、初めての方でも楽しめるツアーを多数開催しています。

これからテント泊を始めたい方や縦走登山を経験されたい方へおすすめ
テント泊を楽しむシリーズ一覧へ
安心安全に山歩きを楽しむための実践型の講習会
山歩き講習会一覧へ

保険も登山“装備”のひとつです。安心して登山を楽しむために、行動中の予期せぬ“もしも”に備えて傷害保険に加入しましょう。モンベルのアウトドア保険は、事故によるケガの補償をはじめ、捜索救助費用や他人をケガさせてしまった場合の賠償事故など、さまざまなトラブルに対応します。

出発当日でもOK! 必要なときだけ加入できる
国内旅行傷害保険 短期補償タイプについて
アウトドアから日常生活まで、年間を通じてサポート
傷害総合保険 長期補償タイプについて

山岳雑誌『岳人』月刊・毎月15日発売

山岳雑誌『岳人』は、毎号テーマを絞り、さまざまな角度から山の魅力をお届けしています。おすすめの登山ルートをはじめ、実用的なハウツーや現地最新情報など、初心者からベテラン登山者まで楽しめる情報が満載です。
山岳雑誌『岳人』はこちら

オンラインショップへ